生産・販売台数や技術力など、日本の自動車メーカーの中でトップに君臨し続けるトヨタ自動車。2008(H20)年には、生産・販売台数ともに世界一となり、名実ともに世界トップの自動車メーカーに成長した。自動車メーカーであるトヨタとしての生い立ちは、1933(S8)年に豊田自動織機製作所内に設置された自動車部が37(S12)年に分離され、「トヨタ自動車工業」を設立したことに端を発する。63(S38)年から始まった「かんばん方式」、乗用車開発の際に掲げた「80点主義」など、つねにコスト削減や市場調査を重視してきたメーカーだ。
1.8Lエンジンやリダクションギアなどハイブリッドシステムが進化 3代目は5ドアハッチバックスタイルを踏襲しつつハイブリッドシステムの90%を新開発。エンジン部は排気量が+300ccの1.8L直4に変更され、モーターは小型・高回転型に。さらにトルクを増幅させるリダクションギアが新たに採用され、2.4L車並みの動力性能を確保しつつ燃費性能は10・15モード燃費で38.0km/L(Lグレード)を達成した。さらに先代モデルから採用されたインテリジェントパーキングアシストなどに加え、ムーンルーフに設置されたソーラーパネルで発電した電力を用いて室内の換気を行うソーラーベンチレーションシステムなど、新たな革新的装備が採用されている。グレードはベーシックなL、中核モデルのS、上級装備が奢られるGの3種類。(2009.5)
新世代コンパクトカーのあるべき姿を追求 トヨタのBセグメント車として、欧州でも活躍するハッチバックモデル、ヴィッツが5年ぶりにフルモデルチェンジし、3代目へと代替わりを行った。従来の女性をターゲットの中心としたコンセプトから、ミニバンやセダンからダウンサイズを検討している40代以上の男性や、機能性やスタイルを重視する30代以下の若い世代など、あらゆるユーザーのニーズに応えられる汎用性が追求されている。その結果、エクステリアはワイドで安定感のあるシルエットが目指された。室内は、従来型より50mm延長されたホイールベースによって、ゆとりのある空間を実現。経済性も向上され、1.3L車の一部には、アイドリングストップ機構が組み合わされた。このモデルは、10・15モード燃費で、26.5km/Lを達成している。(2010.12)
室内空間の豪華さと使い勝手が向上 エスティマのDNAであるワンモーションフォルムを踏襲し、さらにシャープさを増したボディデザインとなった。インテリアは色と素材を重視することで、より開放的で快適な空間を実現している。乗車定員は7人乗りと8人乗りが選択でき、特に7人乗りのセカンドシートは最大800mmのロングスライドが可能。また、8人乗りにはチップアップ機構付きの6:4分割式セカンドシートを採用。サードシートは床下格納ができ、荷室も多彩なアレンジが楽しめる。グレードは3.5LのV6+6ATと、2.4Lの直4+CVTで、共にFFと4WDを設定。エアロ装着のアエラスもラインナップ。(2006.1)
まるでクラブのような個性的なインテリア 若者を狙ったデザインと装備が話題の2代目bB。まるでDJブースかと思わせるコックピットに、9スピーカーオーディオシステムや、音に連動するイルミネーションなど個性的装備を採用。ボディはワイルドなフロントマスクと高いウエストラインを採用し、bBのもつちょいワルテイストをさらに強化。エアロバンパーとサイドマッドガードを装着したエアロスタイルバージョンも用意される。内装はグレーを基調とした落ち着いた雰囲気で、リクライニングした時に外から体が見えないまったりシートも装備される。エンジンは1.5L と1.3Lの直4で、1.3L車はFFと4WDが選べる。(2005.12)
スポーティさを強調したミドルクラスミニバン 多彩なシートアレンジで使い勝手の良い、ミドルクラスミニバンの2代目。兄弟車のノアと比べ、クールさを追求したというスポーティな外観は、標準とエアロが用意される。2段積みデザインのヘッドライトを受け継いだシャープなフロントデザインをもつ。旧型より広くなった室内は、チャイルドシートの積み降ろしに重宝する回転2列目外側シートなど、便利な機能を数多く用意。スライドドア開口部を拡大し、乗降性も向上した。上級グレードに搭載される2Lエンジンは、トヨタ初の連続可変バルブ機構付き。これに7速シフトマチック付きCVTが組み合わされ、燃費と動力性能をより向上させた。2列シート仕様のトランスXもラインナップ。(2007.6)
走行性能と使い勝手の良さが両立されたコンパクトミニバン スタイリッシュなフォルムと機能性を兼ね備えたウィッシュの2代目。従来モデル同様に5ナンバー枠を堅持した標準ボディのほか、2種類のワイドボディモデルが用意され、“Smart Multi Player”WISHという開発テーマの通り、多彩なライフスタイルにマッチしたモデル。用意されるエンジンは1.8Lと2Lの直4DOHCで、両エンジンともバルブマチック機構を装備。組み合わされるミッションは全車CVTで、優れた燃費性能と走りの良さの両立が図られている。またインテリアでは、さまざまなシートアレンジが可能な3列シートを採用。さらに収納スペースが各所に配され、使い勝手の良さも魅力となる。(2009.4)