富士重工業の前身は戦前の「中島飛行機」。戦後はGHQの指令による財閥解体で分離されたが、1953(S28)年には旧中島グループ5社が再び結集して「富士重工業」を設立する。58(S33)年にデビューしたスバル360の大ヒットを皮切りに4輪車の生産を本格化させ、65(S40)年には小型乗用車のスバル1000、72(S47)年には初の量産4WD車となるレオーネ4WDバンをリリースした。独自の地位を築いてきた同社だが、2006(H18)年に資本提携先がGMからトヨタに移行。トヨタグループ内での今後の位置づけに注目が集まる。
ゆとりある居住空間を確保するためボディを拡大 グランドツーリング イノベーションがコンセプトの5代目は、乗る人すべてが快適に過ごせる居住空間の確保が目指され、ボディをひと回り拡充。伝統の技術はもちろん、新たにゆりかご状のフレームにパワーユニットを搭載する「クレードル構造マウント」が採用され、静粛性や衝突安全性の向上が図られた。エンジンは伝統の水平対向4気筒で、排気量は2.5L。実用性重視のSOHCと、ターボを備えたDOHCターボの2種類が用意され、前者には新開発されたCVT「リニアトロニック」が組み合わされる。後者にはマニュアルモードを備えた5ATと6MTを設定。全車にインテリジェント/スポーツ/スポーツ・シャープの3つのモードを切り替えられるSIドライブが採用されている。(2009.5)
ハイト系ワゴンから一転、コンパクトハッチバックに変身 ダイハツ ミラのOEM車。従来型のハイト系ボディから一転、全高1530mmのハッチバックボディへと変貌を遂げた。ベース車同様に、親しみやすいデザインのプレーンなプレオと、クロームメッキのフロントグリルや、シャープなデザインの4灯ヘッドランプなどクールなプレオ カスタム、4ナンバーの商用仕様がラインナップされる。また、NA・2WD・CVT車は10・15モード燃費で、24.0km/Lという燃費性能を実現。CVT以外の4AT、5MTも合わせて、NA車全車がエコカー減税に適合、環境性能への配慮も施された。ミッションは、プレオが5MTもしくはCVT。商用モデルでは5MTもしくは4AT。カスタムはCVTのみとなる。カスタムの最上級車種RSには、ターボ仕様も用意される。(2010.4)
走りを進化させたクロスオーバーSUVの3代目 ワゴンライクな使い勝手良さと4WDの走破性をもつ、手頃なサイズのクロスオーバーSUVの3代目。シャーシから一新させるとともに、スタイリングは大きく変更し正常進化させている。DOHC化された2LのNAとターボの水平対向エンジンを搭載、左右対称レイアウトをもつスバル独自のシンメトリカルAWDシステムを装備する。また環境性能にも配慮され、重量増を抑えたボディ構造や燃焼効率のアップなども図られている。バンパーとホイールアーチでSUVらしさを演出した外観は、鷹の目をモチーフにしたヘッドライトでスバルらしさを表現。広くなった室内は、ウインドウ拡大や着座位置の上昇などで見切りも良くなった。(2007.12)
ボディの大きさを感じさせないスポーティセダン ツーリングワゴン同様、ボディサイズはひと回り大きくなっているが、従来モデルのモチーフは踏襲され、スポーティなセダンに仕上げられている。また、SIシャシー・コンセプトに沿ってボディ&シャシーは進化が図られ、優れた操縦安定性としなやかな乗り心地を両立。加えてゆりかご状のフレームにパワーユニットを搭載する「クレードル構造マウント」の採用により、静粛性や衝突安全性も向上している。エンジンは2.5L水平対向4気筒を搭載。新開発されたCVT「リニアトロニック」はNAのSOHCと組み合わされ、ターボを搭載したDOHCは、5ATか6MTを選択可能。全車にSIドライブが装着され、SIレーダークルーズコントロール装着車もラインナップ。(2009.5)
広い室内空間と高い燃費性能を実現 スバルのハイト系軽自動車の2代目。今回のモデルチェンジを機に2010年12月にデビューしたダイハツムーヴのOEM車となった。兄弟車同様にノーマルモデルとカスタムの2種類が用意され、それぞれのキャラクターに合わせたデザインが与えられている。内容はほぼムーヴに準じてはいるが、フロントバンパーのデザインや走行中の安定性に優れたフロントスタビライザーを標準装備するなど差別化が図られた。エンジンは可変バルブタイミングが組み込まれた直列3気筒DOHC。電子制御スロットルシステムや伝達効率に配慮された新CVTなどの採用で、環境性能の向上が図られている。一部グレードにはアイドリングストップ機能も採用された。(2011.5)
クラス唯一の4輪独立サスを採用 荷物を積むならサンバー、といわれるほどの軽トラックの定番モデルといえる。スペース効率に優れた運転席が前輪の上、エンジンは後輪の後ろに設置されるフルキャブ・リアエンジンのレイアウトを採用し、広大でフラットな荷台、優れた走行性能や快適性を実現している。エンジンは直4のNAとスーパーチャージャー付きの2種類でミッションは5MTと3ATが組み合わされる。またサスペンションはクラス唯一の4輪独立サスを採用して、荷物への衝撃も吸収してくれる。(1999.2)