ポルシェ社が現在の基礎を築いたのは1947(S22)年。フェルディナント・ポルシェの息子であるフェリーらが中心となってスポーツカーとレーシングカーの開発を手がける会社を興した。48(S23)年にはミッドシップエンジンの356が完成。50(S25))年にはリアエンジンの356の生産が本格的に始まる。その後も様々なスポーツカーをリリース。同時にレースの舞台でも大活躍し、ポルシェの名を世界にとどろかせた。近年では車種展開の拡大に積極的で、2009(H21)年にはポルシェ初の量産4ドア車となる「パナメーラ」がデビューする予定だ。
伝統の丸目に戻った進化型水冷モデル 初めて水冷エンジンを搭載した996に続き、さらに進化したエンジンを搭載した997が2004(H16)年8月に登場。丸型ヘッドライトを採用した外観は911の伝統ともいえるもの。新しいデザインのボディパネルラインやリアスポイラーなど、911らしさと新しさを併せ持つスタイルだ。エンジンはキャリーオーバーとなる3.6Lのボクサー6がカレラに搭載され、新開発の3.8Lのボクサー6がカレラSに搭載される。カレラSは0→100km/hを4.8秒で駆け抜け、最高速は290km/Lに達する。アクティブサスペンションのPASMはカレラSに標準装備される。(2004.8)
軽量化など各部を見直し、燃費性能を向上 SUVカテゴリーで大成功を収めた初代カイエン。2代目は、燃費性能の向上に主眼が置かれモデルチェンジを果たしている。ボディサイズは拡大したものの、徹底的に素材や部品などを見直すことで、先代比で180kgの減量を達成(カイエンS)。この軽量ボディにアイドリングストップ機構やエネルギー回生システムなど、燃費性能向上に貢献するデバイスが追加されている。さらに3LのV6スーパーチャージャーエンジンにモーターを組み合わせることで、380ps/59.1kg-mという大パワーを発生する、カイエンSハイブリッドもラインナップに加わった。これは60km/hまではモーターのみでの走行も可能という。(2010.3)
エントリーモデルとなるオープンカー ポルシェがかつての550スパイダーからの伝統を受け継ぐオープンスポーツとして開発したボクスターは、2004(H16)年12月から2代目モデルに生まれ変わった。ラインナップの中ではエントリーモデルとなり、外観は911シリーズのDNAを受け継ぎながらも、オープンボディのボクスターならではのデザイン処理が施されている。ミッドシップに搭載されるエンジンは水平対向6気筒が2機種で、ボクスターに搭載される2.7Lエンジンは176kW、ボクスターSに搭載される3.2Lエンジンは206kWのパワーを発生する。(2004.12)
ミッドシップにエンジンを搭載するクーペ ケイマンSはポルシェが久々に投入した新しいスポーツカーで、ミッドシップオープンカーのボクスターをベースにしたクーペモデル。価格的にもパフォーマンス的にも開きのあったボクスターと911の間を埋める存在だ。オープンカーでは実用性が低くなるが、クーペボディのケイマンSなら快適かつスポーティな走りが楽しめる。ミッドシップの2シータースポーツだが、前後にラゲ-ジスペースをもつなど実用性が高い点も見逃せない。エンジンは3.4lの水平対向6気筒で、6速MTとティプトロニック付き5速ATが組み合わされる。AT車には横滑り防止のPSMが標準装備される。(2005.8)
オープンになっても運動性能は変わらず ピュアスポーツの911カレラと911カレラSのドライビングプレジャーにオープンカーならではの爽快感を付加したのがポルシェ911カブリオレ。グレードはクーペと同じで3.6Lエンジンを搭載する911カレラカブリオレと同3.8Lエンジンの911カレラカブリオレSの2モデル。4輪すべてに4ピストン対向式モノブロックキャリパーとドリルホール付きベンチレーテッドディスクが採用され、オプションとしてレスポンス、耐摩耗性、耐久性、重量などすべての面で優れた性能を発揮するポルシェセラミックコンポジットブレーキも設定されている。(2005.2)
ポルシェ初となる4ドア、4シーターGT ポルシェ初となる4シーターグランツーリスモ。アイドリングストップ機能やアクティブエアサスペンション、可変式リアスポイラーが採用されるなど豪華仕様となっている。このモデルにより、ポルシェはラグジュアリーパフォーマンスセグメントへの参入を宣言した。ただし、パワートレインは400ps/500N・mを発生する4.8LのV8DOHC+7速のPDKと強力だ。このユニットは、ベースとなるパナメーラS、4輪駆動のパナメーラ4Sに採用される。さらに最上級モデルとしてパナメーラターボが用意される。4.8L V8はツインターボ、4WDで武装。500ps/700N・mを発生し、最高時速は303km/hを達成。なおかつ燃費性能やCO2排出量にも配慮がなされている。(2009.7)