バックヤードビルダーからスタートし、世界屈指のスポーツカーメーカーに成長したロータス。その出発点は1949(S24)年にまで遡る。まだ大学生だったアンソニー・コーリン・ブルース・チャプマンは仲間の協力を得てオースチンセブンを自分のレース用に改造。さらに独自のスポーツカーも開発し、ロータスという車名をつけてレースに参戦する。大学卒業後は本格的に自動車メーカーを立ち上げ、レースマシンやスポーツカーを開発していった。現在のロータスはプロトンの出資を受けて、新モデルを開発し続けている。
レースカーを受け継ぐライトウェイトモデル 初代モデルと同様、ロード向けのレースカーという特徴的なコンセプトで作られているのが2004(H16)年5月に登場した2代目のエキシージ。アルミ素材を使ったボディは軽自動車並みの軽さで、リアのミッドシップにトヨタ製の1.8L直4DOHCエンジンを搭載し、パワーウエイトレシオは161kW/t(4.56kg/ps)と優れた値になる。エンジンは可変バルブタイミング機構のVVTL-i付きで、これと6速MTとの組み合わせによって軽快でスポーティな走りが楽しめるモデルでなっている。0→100km/h加速は5.2秒とされている。(2004.5)
エクセル以来の4シーターGT ロータス自慢のアルミバスタブシャーシ技術を活用。全長4344mmのミッドシップボディに2+2のシートレイアウト(2シーター仕様も選択可能)を実現させたGTカー。エンジンはトヨタ製3.5LのV6 DOHCで、6速MTが組み合わされる。エンジンは最高出力280ps、最大トルク342N・mを発生、1350kgのボディを0→100km/h、5秒で加速させる。サスペンションはアルミ製のダブルウィッシュボーンで、ビルシュタインダンパー+アイバッハスプリングが組み込まれている。ブレーキもボッシュ製と走りの装備は充実。またパワーステアリングの採用を筆頭に、タッチスクリーン式マルチメディアシステムやレカロ製の本革シートなど充実の装備が施された。(2009.6)
昔の名前が復活、乗りやすさを考えたロータス 同社のエリーゼの上級モデルとして登場したヨーロッパSはエリーゼと同じ押し出しアルミ素材を接着&リベットで強固に接合した車台を与えられている。これは、ジャガーXKやアストンマーチンなどにも技術供与されている極めて軽量かつ精度の高い車台を作る生産方法だ。1tを切る車体に横置きにミッドシップマウントされるのはGM製の2L直4ターボエンジン。ミッションは6MTのみ。インテリアはエリーゼと異なり、床全面にカーペットが敷き詰められ、サイドシルを低く、ルーフラインを高くすることで乗降性も向上している。これに合わせて、ハンドリングもマイルドにセッティングされて、長距離や日常的な運転もしやすくなった。(2006.7)