英国が誇るオフロード4WDメーカーのランドローバーの歴史は、1948(S23)年に発表された「ランドローバー」というモデルに端を発する。80インチのホイールベースのボディに1.6Lエンジンを搭載した小さなクルマは、ハイ/ロー切り替え付きのトランスファーをもった4×4システムを組み込んでいた。70(S45)年にはラグジュアリィ4WDのレンジローバーを登場させ、4×4の世界に新風を吹き込む。現在のランドローバーはフォードグループ内の優良ブランドとして、独自のポジションを築いている。
通好みのハードなオフローダー ランドローバーの原点ともいえるモデルで、そのルーツは1948(S23)年のアムステルダムモーターショーへの出品車までさかのぼる。当時の本格派オフローダーのアイデンティティやスタイルが色濃く残る。ディフェンダーは1997(H9)年に90と呼ぶショートホイールベースモデルが限定車として輸入されたことがあるが、2002(H14)年4月から本格的に輸入・販売されたのは110(ワンテン)と呼ばれるロングホイールベース仕様のモデル。2.5Lの直5ディーゼルターボを搭載し、5速MTと組み合わされる。4チャンネルABSや4輪トラクションコントロールなど最新の技術も盛り込まれている。(2002.4)
新ジャンルのスポーツツアラーSUV レンジローバーをベースにややコンパクトな5ドアボディを採用し、パワフルなエンジンやローダウンサスによるオンロードでの豪快な走りを実現したモデル。エンジンは287kWのパワーを発生する4.2LのV8スーパーチャージドと4.4LのV8NAの2種類で、ZF製の6速ATが組み合わされる。ディスカバリー3にも採用されたテレインレスポンスによって、スイッチ一つで5種類の路面に対応した走りを実現し、オフロード性能は折り紙付き。ボディコントロールとハンドリングを最適制御するダイナミックレスポンスなど、新機構・新技術のも注目される。(2006.1)
プレミアムSUVのエントリーモデル プレミアムSUVブランドであるランドローバー。そのエントリーモデルの2代目となるコンパクトSUV。衝突安全性などに貢献するコンパクトな横置き直6エンジンを搭載。6ATは1速のギア比を低くしオフロード性能がさらに向上した。電子デバイスの総合制御で、路面状況により4つの走行パターンが選べるテレインレスポンスシステムを採用。さらに4輪トラクションを最適に制御する4WDシステムとでオン/オフロード共に快適な走りが可能となっている。他にも、下り坂を一定の低速にたもつヒルディセントコントール、急勾配で徐々にブレーキを緩めるグラディエントリリースコントロールなど、上級モデルに負けない多くの技術も採用する。(2007.4)
5L V8DOHCエンジンを搭載。CO2オフセットプログラムに参加 可変カムタイミングや可変吸気マニフォールドを装備した最新の5L V8DOHCエンジンが搭載された。また、サスペンションを含むシャーシ全体の見直し、進化型のテレイン・レスポンスの採用などによりオン/オフロードでの走行性能の向上が図られている。7型ワイドVGAディスプレイのナビゲーションシステムは全車に標準装備された。また、新たに「CO2オフセット・プログラム」が導入されている。これは所有者が排出するであろう、走行距離7万2000km分のCO2排出量を換算、あらかじめ車両本体価格に組み込んで相殺するというシステム。所有者が支払った相殺分の金額は、風力発電プラントなどのCO2排出量が少ないプロジェクトにオフセットされる。(2009.10)
レンジローバー史上、最小・最軽量を実現したエントリーモデル 2008年のデトロイトモーターショーで高い評価を得た、LRXコンセプトカーを製品化したコンパクトプレミアムSUV。ブランドの歴史において、最小・最軽量、高い燃費性能を獲得し、エントリーモデルの役割を担う。もちろんフルタイム4WDシステムなど、ブランドならではのさまざまな地形に応対する高い走破性は踏襲される。ボディはコンセプトカーのラインを正確に反映した3ドアクーペと、少しだけ高いルーフラインを与えることで、エクストラの空間と多用途性を獲得したスタイリッシュな5ドアの2モデルを用意。パワートレインは、高い動力性能と優れた燃費性能、CO2排出量を達成した、新開発の2Lの直4直噴ターボで、トランスミッションは6速ATが組み合わされる。(2012.3)