車検では法律で定められた保安基準や整備内容をクリアしていなければならない。時間が経てばクルマの各部は痛み、消耗していく部品もある。また人によってはパーツなどを交換してドレスアップを楽しむなんてケースも出てくるはずだ。継続検査を受ける場合、クルマの現在の状態と検査条件をしっかり把握しておかないと車検をクリアすることができないことを覚えておこう。ではどんなクルマが車検をクリアできないのか各セクションごと解説していこう。
1)ボディ形状
鋭い突起のあるスポイラーなどがボディに装着されている場合はNG。同時に全長や全幅、全高といった車検証の記載数値が実際の寸法と著しく異なる場合も不合格になる。
2)ランプ類
ヘッドランプが明るすぎるもの(競技用として市販されているようなバルブに変更)やカラーバルブはダメ(一部黄色は可)。レンズにテープなどを張り付けドレスアップしているようなものも不合格となる。またブレーキランプやターンランプも規定されている灯色が異なってはダメで、ホワイトレンズなどに変更する場合はバルブ色を規定色にしなくてはならない。ターンランプについて言えば、著しく点滅が早いものも車検を通らないので注意。
3)足周り
サスペンションの変更などで最低地上高が9cm未満になっているクルマは車検に通らない。車検のみならず、このようなクルマは通常の走行時も整備不良として扱われるので注意。またフェンダーよりはみ出すようなタイヤの装着も禁止されている。
4)その他
着色ウィンドウフィルムをフロントウィンドウおよびフロントサイドウィンドウに張り付けているクルマは車検を通らない。またホーン(クラクション)に関しても、ミュージックホーンやエアホーンなどは検査で引っかかる。このような違法改造のほか、マフラーが大きく破損しているもの、フロントガラスのひび割れ、各灯火類の破損などがクルマにある場合も、それらを直した上で車検を受けないと検査には不合格になる。
車検で不合格となった場合は、不良箇所を整備した後、再車検を受けることになる。万が一整備が必要になったり、部品の取り寄せおよび交換などが発生した場合はその日のうちに再検査を受けることが難しくなり、車検期限が切れてしまうことも考えられる。車検は期限の切れる1カ月前から受けることができるので、このようなことにならないように期限が切れる数日前に受けることが望ましいだろう。