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【新型】スズキ ジムニー|「外見の原点回帰」と「中身の進化」を遂げた本格軽クロカン

(2018/07/09)


▲2018年7月5日に発表された新型ジムニー(左)と、ジムニーシエラ(右)
▲2018年7月5日に発表された新型ジムニー(左)と、ジムニーシエラ(右)

ジムニーとジムニーシエラが同時発表!

20年ぶりとなった今回のフルモデルチェンジ。これまではジムニーを先に発表して、その後ジムニーシエラ(以下:シエラ)を送り出すという形だったが、「どちらにしようか迷っている」という人にはうれしい同時発表となった。

ジムニー、シエラともに2WD、4WDの切り替えが可能な「パートタイム4WD」を採用した。ジムニーには0.6L+ターボ、シエラには1.5Lのエンジンが積まれ、それぞれ5速MTと4速ATが用意されている。

車両本体価格はジムニーが145万8,000円~184万1,400円、シエラが176万400円~201万9,600円となっている。(※いずれも税込)

無駄をそぎ落とした伝統のエクステリア

先代より直線的なラインになったボディは、20余年前のモデルでありがら今でも根強いファンがいる2代目ジムニーを彷彿させる。

「四角い2代目が欲しいのに、安心して乗れる車体が見つからなかった」と憂いていたオールドジムニーファンに、垂ぜんモノであることは間違いない。

シンプルな形状で道具としての無骨さを醸し出すジムニーと、タイヤ周りの張り出した樹脂バンパーが力強い印象を与えるシエラ。どちらをとってもオフロードでのロケーションと見事に調和しそうだ。


▲ジムニーは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,725mmで排気量は0.66Lの軽自動車サイズだが、フロントの力強いバンパーやタイヤ交換等の整備をしやすい台形のホールアーチからは華奢な印象を一切受けない
▲全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,725mmで排気量は0.66Lの軽自動車サイズだが、フロントの力強いバンパーやタイヤ交換などの整備をしやすい台形のホールアーチからは華奢な印象を一切受けない
▲シエラは全長3,550mm、全幅1,645mm、全高1,730mmとジムニーより、わずかに大きい。写真の「ジャングルグリーン」だとジープのような屈強なイメージにもなる
▲シエラは全長3,550mm、全幅1,645mm、全高1,730mmとジムニーより、わずかに大きい。写真の「ジャングルグリーン」だとジープにも似た屈強なイメージにもなる

オフロードの走破性がさらにアップ

悪路走破性を向上させるべく、国内外の森林組合などの協力も得てより実用性を上げるためにテストを繰り返した。

林業従事者はときに「道路がない場所でも自ら道を切り開く」こともあるといい、そういった超上級のリクエストにも応えるべく開発に臨んだという。

結果、先代から引き継ぐ格子型の「ラダーフレーム」がさらに強化され、ねじり剛性が高まり悪路走破性が向上している。

また悪路で片方のタイヤが空転した際は、そのタイヤを電子制御でロックして駆動力が失われないようにすることで、スタック状態からの高い脱出性を実現した。


▲従来よりさらにメンバー(梯子の桟にあたる部分)を3か所増やした、新開発のラダーフレーム
▲従来よりさらにメンバー(梯子の桟にあたる部分)を3カ所増やした、新開発のラダーフレーム
▲スイッチやボタン類を極力少なくし、必要なものはセンター部分に集約されている機能的なインテリア
▲スイッチやボタン類を極力少なくし、必要なものはセンター部分に集約されている機能的なインテリア(写真はジムニー)
▲最小回転半径は4.8mと小回りが利き、山の中の狭い道での切り返しなどに対応できる(ジムニー)
▲最小回転半径は4.8mと小回りが利き、山の中の狭い道での切り返しなどに対応できる(ジムニー)

安全のために装備された新機能

これまでオフロードでの走破性を追求してきたジムニーだが、最新モデルは「レーザーレーダー方式の自動ブレーキ機能」や「車線逸脱警報機能」といった街乗りでの運転をサポートする機能が盛り込まれている。

新しいテクノロジーを入れたことでモデルが保持していた特徴がぼやけてしまうことがあるが、今回のサポート機能は、「安心して家まで帰れる車を作る」という本来持つコンセプトの延長線上にあるものだ。

ジムニーに期待する操作性を阻害する心配はなさそうだ。


▲計器類も速度計とタコメーターのシンプルなつくり。中央の小型ディスプレイには標識認識機能や車線逸脱警報装置の警告も表示される(写真はジムニー)
▲計器類も速度計とタコメーターのシンプルなつくり。中央の小型ディスプレイには標識認識機能や車線逸脱警報装置の警告も表示される(写真はジムニー)
▲ジムニー、シエラともに後席は2人乗り。両方ともフラットまで倒すことができ長い作業道具も入る(写真はジムニー)
▲ジムニー、シエラともに後席は2人乗り。両方ともフラットまで倒すことができ長い作業道具も入る(写真はジムニー)

豊富なカラーバリエーション

カラーバリエーションはジムニー、シエラともに同色で9種類。加えてモデルによっては屋根やバンパーの色をブラックにしてツートンにもできる。

アイボリーやシルバーのワントーンにすれば、古き良き無骨な実用車の雰囲気になる。一方、発色の良いイエローやブルーをメインカラーにして屋根をブラックのツートンにすれば、女性にも似合う現代のコンパクトカーの雰囲気を出すこともできてしまう。

ちなみにこのビビッドなイエローやブルーのラインナップは街中で映えることを目的としたものではなく、深い森の中や雪山での発見性を高めるために用意したラインナップとのこと。

この理由からもスズキがジムニーにこめた「プロユースに応えるための車」という強いメッセージが伝わってくる。

「プロが納得する道具」というぶれない軸がありながらも、街中やオフロードなど場所を選ばずに安心して乗れる。

新型ジムニーのモデルチェンジは、価値観や行動が多様化した時代にマッチしたものと言えるだろう。


▲山中での濃霧や吹雪の中でも発見性を高められる鮮やかなキネティックイエロー
▲山中での濃霧や吹雪の中でも発見性を高められる鮮やかなキネティックイエロー
▲8月初旬には試乗インプレッションもお届けできる予定。乞うご期待!
▲8月初旬には試乗インプレッションもお届けできる予定。乞うご期待! text/編集部 今泉翔太
photo/尾形和美

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