AMGはメルセデス・ベンツ車をベースにしたチューニングカーを製造する大手自動車チューナーだ。創業は1967(S42)年。社名のAMGは創業者のハンス・ベルナー・アウフレヒトとエバハルト・メルヒャー、そしてアウフレヒトの生地であるグローザスバッハの頭文字からとっている。当初は独立したチューナーで、メルセデスから認可を受けてクルマを開発していたが、90年代後半からはメルセデスの傘下に入って活動。新車の開発当初からエンジニアが参加する体制を築いている。
457psのNAエンジンを積む究極のスポーツセダン エントリーモデルとなるCクラスをベースに、AMGがレースで培った技術などを投入して開発したハイパフォーマンスセダン。初の独自開発、6.3LV8の高回転型NAエンジンが搭載される。組み合わされるパドルシフト付き7ATはシフトダウン時のブリッピング機能も採用、3パターンから選べるドライビングモードと共にスポーティな走りを実現。ESPもスポーツモードを備え、サスペンションやブレーキも専用となる。ベースモデルより大きくなったボディは、トレッドの拡大により膨らんだホイールアーチや専用スポイラーなどのエアロパーツをもつ。ヘッドレスト一体型スポーツシートにナッパレザーを使用するなど高級感も演出される。(2007.10)
先進技術が結集されたハイパフォーマンスモデル 新型Eクラスに、AMG製6.3L V8DOHCエンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル。外装は迫力のフロントスポイラーやリアディフューザーが追加された。内装は専用の皮革やウッドで機能性と優雅さが演出されている。Eクラスとは異なり、より素早いシフトチェンジを可能にしたトランスミッション、AMGスピードシフトMCTを装備。またEクラスでは4輪に採用されているエアサスペンションをリアだけにし、快適な通常走行からアグレッシブな走りまで、シーンに合わせたセッティングを実現した、AMGライドコントロールサスペンションを備える。そのほか、前輪に大型ドリルドベンチレーテッドブレーキや、ステアリングのギア比を22%下げるなど変更点は多岐に及ぶ。(2009.9)
ハイパワーラグジュアリィオープン SLクラスは2001(H13)年10月に発売されたが、SLベースのAMGモデルは2002(H14)年7月に登場した。エンジンは368kW/700N・mの圧倒的なパワー&トルクを発生する、5.5LのV8SOHC+インタークーラー付きスーパーチャージャー。電子制御5速ATはティップシフトに加えてステアリングコラムの左右に配置されたセレクタースイッチによる操作が可能なAMGステアリングシフトを採用し、スポーティさを高めた。電子制御ブレーキシステムのセンソトロニックブレーキコントロールやESPなど、安全装備も充実している。(2002.7)
電子デバイスでハイパワーエンジンをコントロール 最新のSクラスは2005(H17)年10月に発売されたが、AMGモデルが追加されたのは2006(H18)年5月。ロングボディのSクラスに6LのV12ンジンを搭載し、SOHCながらツインターボを装着することで450kW1000N・mの強大なパワー&トルクを発生、電子制御5速ATと組み合わされる。最新の電子制御技術であるアクティブ・ボディコントロールも採用されるなど、シャーシ性能も折り紙付きだ。外観はAMGデザインにより、高級さと豪快さを感じさせる。(2006.5)
2tを超えるボディでも圧倒的な走りを実現 メルセデス・ベンツの本格的なクロスカントリー4WDであるGクラス(ゲレンデバーゲン)にも1995(H7)年からAMGモデルが設定されている。この時点で設定されたのはG36とG36ロングの2グレードで、当時のCクラスのAMGモデルであるC36に搭載されていたのと同じ3.6Lの直6DOHCエンジンを搭載した。動力性能は258ps/36.2kg-mで、標準モデル、ロングボディとも2tを超える車両重量に対応できる性能を備えていた。サスペンションは前後ともラバーコーン式で、形式は標準モデルと変わらないが、AMGの手によるチューニングが行われている。(1995.10)
排気量のダウンサイジングを図りながら、出力は向上 低いルーフによるクーペを彷彿させるスタイルと、セダンの快適性と実用性を高次元で融合。4ドアクーペというセグメントを作ったヒット作、CLSが2代目へとフルモデルチェンジ。エクステリアは、先代の優雅なフォルムを継承しながら、マッシブさと精悍さが加えられた。インテリアは、ラップアラウンドデザインによる4座独立型のシートとなる。室内の随所に最高級の素材を用いることで、高い風合いと質感を実現。エンジンは、AMGにより新開発された5.5LのV8DOHC+直噴ツインターボを搭載。排気量のダウンサイジングを図りながらも、最高出力で従来モデル比+11psの525ps、最大トルクは同+7.2kg-mの71.4kg-mという、圧倒的な動力性能が実現された。(2011.6)