アルファロメオの起源は1909(M42)年にイタリアーナ・ダラック社というファクトリーを実業家たちが買収したことに端を発する。新しく立ち上げた会社の名称はSocieta Anonima Lombarda Fabbrica Automobili(ロンバルダ自動車製造会社)。ALFAはこの頭文字をとったものである。15(T4)年には実業家のニコラ・ロメオが経営権を手中に収め、このときからクルマのエンブレムに「ALFA-ROMEO」と刻まれるようになった。97(H9)年からはフィアットの傘下に収まり、独自のプレミアムブランドに昇華する。
伝統の名車が30年の時を超えて復活 第二次大戦後の1955年にデビューし、アルファ ロメオの屋台骨を支えた人気モデルであるジュリエッタが、新たにFFのCセグメントハッチバックとして復活した。フロントバンパーと一体化した盾形グリルのフロントマスクやクーペを連想させるスタイリングなど、シャープで存在感あるスタイリングを実現。インテリアも、イタリアブランドならではの吟味された上質な素材が使用されている。パワートレインは、弟分であるミトにも搭載される1.4Lマルチエアターボと、1.8Lの直噴ターボ。1.4L車には、ミトにも搭載されるツインクラッチの6速TCTが、1.8L車には6速マニュアルミッションが組み合わされる。(2011.11)
リアスタイルは一度見たら忘れない アルファ159の最新のプラットフォームを採用したスポーツクーペ。ジウジアーロとの共同作業による外観デザインは、フロントは6連のヘッドライトを採用し159と同じだが、スタイリッシュなリアビューは類を見ないほど個性的だ。エンジンは2.2Lの直4と、3.2LのV6の2種類で、いずれも直噴仕様だ。2.2L車はFFで、3.2L車はフルタイム4WDのQ4となる。発売時点では左ハンドルの6速MT車のみの設定だ。内装にアルファテックスと呼ぶ独自の新素材やレザー、ポルトローナフラウ社製のレザーなどが用意される。スカイウインドゥと呼ぶ大型のガラスサンルーフの設定もある。(2006.4)